連れ出したい人はいませんか。会って話したい人はいませんか。

演劇祭に行こう

こんにちは、こいもです。二週間ぶりに登場いたしました。

さて、みなさん、最近はいかがお過ごしでしょうか。雨の被害は大丈夫ですか。私は家の中にこもりがちです。雨にしろ何にしろ、暑くてたまりませんね。暑いから家の中にいる、出来る遊びを全てし尽くす、そうなると、もう思い出の品々を掘り起こす他ありません。小さい頃のアルバムや、よく読んでいた漫画なんかをひたすら読んで過ごしています。あんなことがあったな、こんな時もあったな、なんて懐かしいあの頃を思い出します。色んな人との思い出から今の自分ができているんだなぁと、しみじみ感じます。あなたはどんな人と今まで過ごしてきましたか。

 

豊岡演劇祭が始まるまで、一か月と少しとなりました。色とりどりのラインナップとなり、日本中、そして世界からも注目されていることと思います。

そんな豊岡演劇祭に、

あなたの連れ出したい人、会って話がしたい人を誘ってみませんか?

例えば、

自分のおばあちゃん。

「おばあちゃん、やっぱり一人は寂しいよなぁ。この前会ったのはお正月だったかな。もっと一緒に遊んで、一緒に笑いたいなぁ。」だとか。

あるいはしばらく連絡の取っていないあの頃の旧友。

「元気かなぁ。なんて連絡を入れよう。ご飯?映画?会いたいなぁ。あの子とのおしゃべりはいつも楽しかった。」だったり。

もしくは、今は遠くで仕事をしているあの人。

「もし、会ったらどんな感じだろう。変わったのかな、それとも相変わらずだろうか。今ならもっと違う仲になれたりするんだろうか。」なんて場合も。

誰しにも存在する躊躇いの一歩。不器用な親切や愛情、友情。ほんの何かの変化や出会いは何かを変えるかもしれません。

あなたには連れ出したい人はいませんか?もう一度会って話したい人はいませんか?

そんな人を演劇祭に誘ってみませんか?

こいもの想う演劇祭の役割

「演劇とは何なのか。」

私の大学には演劇の魅力に虜になった人たちが沢山います。一体何がそんなに魅力的か。友達と一緒にいる中で、または授業を受ける中で、そして実際に演劇を観る中で少しだけ分かってきたことがあります。

それは、演劇は、ただの物語との出会いということだけではないことです。

今まで敷居の高いものに感じていた私ですが、一度劇場に入ってしまったならもう、印象はがらりと変わりました。生身の人間が自分の目の前で演じるというのは、それはもう、本当にとってもエネルギッシュなんです。何だか、もう両肩をがっちり掴まれてブンブン揺られるような、そんな感じ。と、同時に自分の思い出や感情が自然と彷彿されていくような体験でもありました。何だか、随分と知ったような口ぶりなのですが、とにかく新鮮な時間でした。沢山の客の中で傍観者のようでありながら自分だけのための物語のようでもあるため、素直な気持ちで劇に向き合うことが出来ます。そして劇を見て感じたこと、思ったこと、考えたことは、素直で新鮮な感情です。その世界に引き込まれ、静かに自分が内側で丸裸になる。日常生活にはない刺激がたーくさん隠れています。その物語に引き込まれ、共感し、あるいは納得できず、もしくはもどかしくなる。

そんな、そんなとき、誰かと話すことが出来たら。想いを共有できたら。

いつもと違う、そしていつもより相手を知ることのできる時間を過ごせるのではないでしょうか。普段、気恥ずかしくて言えないこと、普段は思い出さないこと、悩みや感謝。言える機会になるかもしれません。また、それをきっかけに日常が少し変化するかもしれません。

新米大学生こいもは、演劇の役割をひとつ、そんな風に考えています。これがわたくしこいも的アプローチ第一弾です。

誰かとの素敵な時間のきっかけに、是非豊岡演劇祭を。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

少しでも気になった方は⇒https://toyooka-theaterfestival.jp/