芸術とともに呼吸する
7月30日、竹野であった花火大会の写真です。同室の子たちと観に行きました。海が見えて、星もきれいで、豊岡って素敵な街だなと改めて思いました。
豊岡に来たとき、なによりも一番最初に満開の桜に驚いたのを覚えている。
暖かい日差しに支えられ、春が過ぎ。
夏の香りがすると思ったら、もう夏が終わる香りがする。
みなさんはじめまして。芸術文化観光専門職大学2期生のきりたんぽと申します。
最近も暑い日が続いていますね。いかがおすごしでしょうか。
今回、豊岡演劇祭の学生ライターとして関わらせていただけることになりました。とても嬉しいです。
他のところでもライターをさせていただいていたので、この文章の書き方、似たような名前で、どこかで見たことがある方もいらっしゃるかもしれません。
私は、この春初めて関西に、豊岡にしっかりと足を踏み入れました。
豊岡に来て一番心配だったこと、それは暑さです。
名前でわかった方もいらっしゃるかもしれませんが、私は北の方からやってきました。
入学前から暑いところだということは聞いていたのですが、まさかの想像以上でした。
地元では4月には絶対咲かない桜が、豊岡に来た日、4月1日にはもう咲いている。
ダウンを着ないと寒くてたまらなかったのに、関西に入った途端ダウンがいらない。夜でも暖かい。本当に同じ日本なのか、少し疑ってしまいました。
急いで服をこっちの気温に適応できるように、たくさん買い揃えました。
春ですら暑かったのに、夏は大丈夫かなと不安でいっぱいでしたが、暑い暑いと友人たちとヒーヒー言いながら、楽しく過ごせています。
さて、話が少し脱線してしまいましたが。
芸術とともに呼吸をする。
私は上手くはありませんが、演劇経験者です。ですが、演劇経験者にも関わらず、お恥ずかしながら、豊岡を知るまで豊岡演劇祭について何も知りませんでした。そのため、今回が初めての豊岡演劇祭になります。
少し、私の話をさせてください。
演劇ってハードルが高い気がする
どういう格好でみにいけばいいの?
どこでみれるの?
どれも実際に私が言われてきた言葉です。
実際、私も演劇を始めるまでは全く同じことを思っていました。
小学生の頃の私は、人前に立つことや表現することが苦手でした。
ですがある時。所属していた合唱部として地域の祭典に出た際、地域のミュージカルに出会います。
自分よりも小さい子どもたちが顔で、身体で、声で、言葉で。
ステージを使って、表現しているのが本当にかっこよくて、キラキラして見えました。
自分もやってみたい、その思いだけでミュージカルを始めました。
思えば、私が自分から進んで何かをやりたいと思ったのは、その時が初めてでした。
そこから、運命の歯車がグルグルと、大きな音を立てて回り始めます。
高校入学、気づいたら私は演劇部に入っていました。
そして、どんどんどんどん、年を重ねるに連れ、演劇にのめり込み。
気づいたら、元々就職予定だった私が、芸術文化観光専門職大学を受験、合格していました。
演劇の力ってすごいなぁって今でも強く思います。
人前に立つことが出来なかった私が、表現が出来なかった私が、こうしてみなさんの前にいるのですから。
あのとき、幼い頃の自分が足を踏み入れていなかったら、今この大学には通っていないと思うと、なんともいえない不思議な感覚になります。
演劇って、やっぱり手が届きやすいぶん、どこか距離を取ってしまうものだと思います。
なので、みなさんにたくさん演劇の魅力を、豊岡演劇祭の魅力を発信して、演劇を好きになってもらえるように頑張りたいです。
また、演劇を鑑賞するにあたって、はじめて鑑賞する方にも安心して鑑賞していただけるよう、たくさん情報発信をしていきたいと考えています。
何卒、よろしくお願い致します。
豊岡演劇祭の公式サイトはこちらになっておりますので、ぜひチェックしてみてください。
https://toyooka-theaterfestival.jp/
余談ですが、タイトルにあります「おはようございます」は演劇界隈での挨拶です。朝会っても、夜会っても、その日初めて会う相手には「おはようございます」と挨拶します。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
今夜もきっと、月が綺麗に見える。
では。
記事担当:きりたんぽ